2019年の今年「養老の森 」は、皆様のお陰で5年目を迎えます。
この「養老の森」は、2014年の5月に森づくりのプロジェクトとして発足しました。
戦後間も無い頃に杉や桧が植林された後、
長い間適切な手入れが無いまま放置されてきた森です。
この5年の間に多くの皆様の手を借りて、間伐や枝打ちをし、散策路の整備をし、
雑木の植林も行いました。
併せて、この森に棲む昆虫の生態調査を続けてきました。
他にも人と森との関係を再構築するために森のハイク、養蜂、
稲作といったイベント活動も実施しています。
そして「養老の森」の中には、何も手を加えない森もあります。
昔からそうであるように、森は自分で生きています。
人の手を必要とせず、森は多くの生態を豊かに保っています。
そこには人が学ぶべき多くの事があります。
だからこそ、何も手を入れない森も残す訳です。
見て感じて学ぶだけです。
こうした活動を続けている「養老の森」ですが、
今年5年目の活動に入るのを記念して、5周年記念の活動報告をいたします。
会場は三菱地所のご協力を得て、東京大手町にある3×3 Lab Future で
8月5日から12日まで開催する事に決まりました。
3×3 Lab Futureは、業種業態の垣根を越えた交流・活動拠点として
次世代のサスティナブルな社会の実現に寄与する第3の場所(サードプレイス)です。
1月19日(土)には、5周年記念活動報告会に向けての第一回会議を開催しました。
3×3 Lab Futureの展示スペースとサロンを会場にして、展示スペースでは、
実行委員の各先生方の写真パネル、標本、模型などの展示を行い、
120名収容のサロンでは8月8日の養老先生のトークショーの他、
各先生方によるパネルディスカッション、写真教室などの開催を企画中です。
また5年に亘る養老の森の昆虫調査で得た貴重なデータは、
5周年を区切りにして昆虫目録を作製いたします。
併せて、5周年記念の冊子も作製いたします。
通常の森ワーク、森ハイク、昆虫観察会、蜂蜜採取イベントなどは、
例年通りの内容で開催していく予定です。
開催日時などは追って当ブログに掲載します。
また今年は昆虫まめ博士や昆虫師範、それに準じる認定者で
ワンランク上の活動を目指す方々に向けては、
昆虫撮影のための写真教室開催、昆虫調査のアシスタントワークを促していきます。
もう少ししたら森が活発に活動を始める季節になります。
今年もまた「養老の森」をご支援いただくとともに、
各活動にご参加いただけますよう、よろしくお願いいたします。