9月だというのに暑さの残る9月17日。今年度最後の昆虫まめ博士認定観察会が開催されました。
新型コロナウィルスの影響で当日は数組のキャンセルがあり、4組9名という人数でしたが、楽しい時間を過ごすことができました。
今回の講師陣は、吉谷明憲先生(昆虫研究家・養老の森実行委員)と樋口諒先生(神奈川県立津久井高等学校教諭)で、私守屋(養老の森実行委員)は受付の対応を行いました。
茅葺古民家前庭に集合し、オリエンテーション後古民家周辺や畑、ハーブ園へと向かい、昆虫の観察開始です。
オリエンテーション(甲斐さん撮影) 花に集まる虫を探す(甲斐さん撮影)
今回は全員が過去に参加したことのあるメンバーで、勝手知ったる場所に虫を探す目も慣れたものです。いつもの場所で始まったのがアリ地獄探しで、ウスバカゲロウの幼虫をすり鉢状の巣の中から探していました。すぐ近くの草むらでは、クサキリやツマグロヒョウモン幼虫が見つかり、みんなで観察です。
アリ地獄探し(甲斐さん撮影) クサキリの顔(吉谷先生撮影)
ツマグロヒョウモン幼虫(吉谷先生撮影) ツマグロヒョウモンの観察(甲斐さん撮影)
捕虫網を持った子どもたちはなかなかの腕前で、飛び交う虫たちを捕獲します。不覚にも捕まってしまったのは、ミドリヒョウモンやミヤマアカネなどですが、もちろん観察した後は放してあげました。子どもたちだけではありません。お父さんやお母さんも、師範代や師範の認定証授与を目指し、子どもたちに負けじと虫を探し、講師陣に詰め寄っていました。
採れたかどうか?(甲斐さん撮影) ミドリヒョウモン(吉谷先生撮影)
ミヤマアカネ(吉谷先生撮影) みんなで観察(甲斐さん撮影)
虫を通じて自然に接し、触れ、学び、親子の会話も自然と生まれ、貴重な時間を過ごすことができました。来年も多くの方に参加いただくことを願っています。
当日の午前中、恒例となった吉谷先生の工作教室を開催しました。キャンセルのため1組だけの参加でしたが、「手作りコレクションボックス」を作成しました。参加者の子どもさんは、未就学児ながらなかなかの器用さで、吉谷先生の指示どおりに作業を進めていきます。少し難しいところは吉谷先生が手伝ってくれましたが、好きな色の青色と黄色の色紙を貼って完成!さあ、何を入れるのでしょうか。
(文責・写真:守屋博文 写真:吉谷明憲・甲斐明日香)