2017 養老の森 ワーク開催&観察会下見実施

 

●養老の森 ワーク&スクール

4月22日㈯、曇り空の下で

「養老の森」本年度第1回ワーク&スクールを行いました。

今シーズン初めてなので「養老の森」を歩きながら

今年整備する場所や方法、春の森の様子を観察しました。

今年は季節が少し遅れていましたが、

ようやくクレソンが見え始めるとともに、

山桜が咲き、その他の木々が芽吹いてきました。

 

今回は、特別参加のむらかみみちこさんにも

森の中を一緒に歩いていただきました。

むらかみさんは特定非営利活動法人

FIRST ASCENT JAPANの代表理事で

女性クライマーです。金華山を中心に東北の復興活動に尽力しています。

「養老の森」には友人の勧めで視察に来られました。

大月市からレンタカーを使い、都留市で一泊して一人で来られたとの事。

その行動力はさすがです。道志も気に入って頂きました。

最後に「水源の森」の使用していない野外音楽堂を見て、

ボルダリングの計画も考えてみたいと話していました。

ぜひ今後に繋がる様願いたいものです。

 

●昆虫まめ博士認定観察会下見

続いて4月24日(月)には、

「養老の森」実行委員による

本年度の昆虫観察会の準備会が行われました。

吉谷先生、皆越先生、有井先生、守屋先生、それに河村師範と私(大田)の6人、

そして悪性リンパ腫と闘病中で、現在順調に回復している垣原さんも一時参加してくれました。

元プロレスラーの垣原さんは、先月の新宿中央公園において開催された

「TOKYO outside Festival 2017」にも参加し、

天候の関係で中止となりましたが、

本格的にプロレス復帰を目指して試合も組まれていました。

そんな垣原さんには観察会で会うこともできますので、

多くの同じ病で闘病中の仲間たちに熱いエールを贈る垣原さんへの応援も

よろしくお願いします。

 

さて観察会は、茅葺き古民家に10時に集合し、

打ち合わせを始めたのですが、

昆虫好きの先生方なので虫談議に話が弾み、

なかなか本題に入れませんでした(笑)。

聞いていても楽しい話ばかりなのに、この場ではお伝えできないのが残念です。

今年の4回の観察会では、それぞれの先生が観察会の後、

座学等で得意の話をする事となりました。

 

また、今年オープンさせた昆虫館では

6月18日の観察会から10月15日の観察会まで

養老先生の作品も含め道志に生息する甲虫の展示を行う予定です。

観察エリアについては、

今年は茅葺き古民家の前の林道を避けて、

新しく二つの場所を回るルートを中心に行う事にしました。

下見では山の春は遅いので、虫がいるのか心配でしたが、

このルートは先生方にも気に入っていただけ、

色んな昆虫を見ることが出来ました。

 

 

皆越先生が石をめくりコブハサミムシを見つけました。

コブハサミムシは卵をいっぱい抱え守っていました。

そして偶然にもアリが卵を襲うのをはさみで撃退するという

貴重な場面も見ることが出来ました。

 

卵が孵化すると、雌は自分の体を餌にさせて死んでいくとの事です。

オスは交尾が終わるとどこかで野垂れ死にだそうです。

何ともすごい話で、毎回昆虫の世界には驚かされます。

その他にも色んな虫を見つけながら1時間半ほど山を歩き、

下見は終了しました。

 

今年の観察会も着々と準備が進み、皆さんがおいでになるのが楽しみです。

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よろしければシェアして下さい
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次