6月17日㈰、ほんの少し青空の覗く時間もありましたが、
ほぼ曇り空のなか本年第一回目の「昆虫まめ博士認定観察会」を開催しました。
少しばかり肌寒さを感じる養老の森でしたが、
何組もの家族連れの方々に加えてお一人参加の方、
加えて年齢、お仕事も多方面に渉る方々で、
昆虫ファンの層の厚さも感じる事のできる観察会となりました。
観察会の
インストラクターも有井、皆越、守屋、吉谷の4先生方にお集まりいただき、
それぞれの得意分野で参加者の皆さんが探し出す昆虫の解説をしていただきました。
曇り空でやや昆虫の数が少なかったものの
大人の目線だけだとなかなか発見できない低い位置の昆虫を子供たちが発見したりと、
みつけた昆虫の数は決して少なくはなく、変化に富んでいました。
草むらの中、葉っぱの上、葉っぱの裏、
樹液の出ているところ、木の皮の裏側、水たまりの中、
屋根の下、物置の中などあらゆる場所に生き物がいて、
改めて皆さん生物の多様さに感心する事しきりでした。
■ツマキシロナミシャク
■フタモンアシナガバチの巣
■コブハサミムシ
■マダラカマドウマの脱皮
子供たちは草むらの中、水たまりの中といった場所で、
ずっと飽きずに遊び感覚で昆虫や小さな生き物を探し続けていました。
そして色んな生き物を見つけるたびに大歓声で、
先生方に解説を求めました。
およそ2時間強の観察会はあっという間に終了時間となり、
最後に今回の感想文を皆さんにお願いして終了となりました。
今回は観察会終了後に有井先生と守屋先生が、ライトトラップによる昆虫調査も行いました。
6時半くらいから灯りをつけ、虫が飛来し始めたのは日没後からでした。
最初に水生昆虫のカゲロウやトビケラが集まり、少し時間がたつとガも集まり始めました。
コウチュウはほとんど集まりませんでしたが、ヘビトンボが加わってくれました。
そして気温がだいぶ下がった9時には撤収となりました。
ライトトラップには、観察会の認定者の親子連れの方にもご参加いただき、どうも有難うございました。
■フタスジモンカゲロウ
■ヘビトンボ