足元を優しく包む彩どりの落葉と共に
冬支度が急速に進む養老の森では、
今シーズンラストイベント「野鳥観察会」を
養老の森実行委員 若林のもと行った。
やまなし野鳥の会より清水講師を招き、
双眼鏡の使い方、野鳥の説明、観察の際のマナーやルール
と丁寧に教えて頂き、いざフィールドへ。
道中ヒヨドリ、カワラヒワをしっかりと双眼鏡で確認出来た。
森に入り静かに耳を傾けると、
何種類かの可愛らしい小鳥のさえずりが聞こえた。
飛んで移動する鳥を双眼鏡で見るのは難しかったが、
その飛び方にも色々なパターンがあって、その種類等も教えて頂いた。
ひらけたポイントでは皆様足を止め、耳を澄ますと
遠くの方よりキツツキの仲間が木々を叩く音が響き、
その軽快なリズムは山のアクセントにもなっていて感動的であった。
視覚、聴覚を研ぎ澄まして集中したので、
霜の立つフィールドでもしばし寒さを忘れていたが、
萱屋に戻ると喉の渇きと寒さを思い出す。
そこにもう一つの仕掛け。
軽食と飲み物をお願いした雫カフェの草薙さんが、
道志産の養老米(毎年行われている養老の森、米作りイベントにて収穫)で
作ったおにぎりと道志の水で入れた温かい飲み物(コーヒー、お茶)を用意。
養老の森 理事の大田さんより刺身こんにゃくと猪肉焼きの豪華な差し入れ。
道志の里山の幸は全て絶品でした。
楽しい談笑のひと時、身も心も温まった参加者の皆様。
早朝より大変お疲れ様でした。
やまなし野鳥の会 清水先生、ご協力頂いた皆様には感謝致します。
追伸、午後より養老の森実行委員 朱華羅さんが、
佐藤さんと共に今年収穫した養老米の稲藁で注連縄を作りました。
注連縄は養老の森を守る祠と養老岩に奉納しました。
天候に恵まれご好評をいただく一日となり、
次回への期待が膨らむイベントなりました。
■文責:若林匡久
■写真提供:やまなし野鳥の会 清水講師・観察会参加メンバー