夏鳥舞う野鳥観察会。
目覚めた木々の新緑は足早に進み、野草も競う様に背を伸ばす、
可憐な花は大地のアクセントと日々変化する養老の森。
夏鳥が訪れる時期に合わせた4月23日、野鳥観察会を行った。
最初にやまなし野鳥の会 清水先生より野鳥の話しや双眼鏡の使い方、
観察の際のマナーやアドバイス等のレクチャーを受けました。
その後に養老の森実行委員 若林が進行役を務め、いざフィールドへ。
美しい歌声が聞こえる森のコンサート会場では、
あちこちからの様々なアピールの声に対して
先生が的確に種類の説明をしてくれました。
声のする方向に双眼鏡を向けるも、素早く移動する野鳥に
参加者の皆さんは右往左往するもののそれも楽しみの一つ。
最初に留鳥のカワラヒワの姿を見ることが出来た。
移動途中に上を見て下も見るとヒガシニホントカゲと出会えた。
曇りの中、陽が差し込むと美しいオオセンチコガネが飛び回っていて
イベントを盛り上げてくれた。
見晴らしの良いポイントではトビ、アオサギが見られ、
色合いが美しいキビタキは写真に収めることも出来た。
出会えた野鳥は計13種。
肌寒い1日であったが気分は清々しく、
帰りには絶滅危惧種の植物を発見と
嬉しいハプニングも有り、大いに華のある観察会となった。
次回の冬の観察会も心躍る出会いに期待して、既に今から待ち遠しい。
■文責:養老の森実行委員 若林匡久
■写真:養老の森実行委員 氣波達也、若林匡久